ベルリンに着きました。ホテルからホテルまで5時間半の移動です。途中色々ありましたが、ぐうたら版に書いたので、こっちは着いてからの話を書こうと思います。
8月21日(月)艱難辛苦を乗り越えて!
と書きながら、エッセンでの朝食の写真です。大体いつもこんな感じです。デザートはヨーグルトでした。食堂は広くて非常に気持ちの良い空間です。今日は曇っていたので間接照明が利いていました。
さて、道中の半分ほどは、フォト日記の草稿を書いていたので、いつの間にかベルリン市内に入っていました。今年からベルリン中央駅が運用を始めています。バサージュという形式でしょうか、総ガラス張りの美しいつくりです。
懐かしい景色を眺めながら、終点の東駅でSバーンに乗り換え、それから更にトラムで4駅、小銭が無いと買えない自動販売機だったので、タダ乗りをしてしまいました。
でも、何とか小雨パラパラの状態でホテルに到着、無線LANが使えるというチラシ(と言うのかな・・・)が置いてあります。ちなみに後で30分契約で接続してあまった時間に、おださんの親愛なるカブを覗いてみると無線LANの話題でした。
休憩がてらに無線LANでブログを更新、外に出ることにしました。雨もやみ日が傾いて撮影には丁度良い状態です。隣のリヒテンブルグ駅に留置してあった、DR(東ドイツ国鉄)の特急車両はまだ健在でした。
中央駅に移動、すごい建造物です。地下で長距離列車のホームと直交していて、その中間にカフェや、ちょっとした店舗が並んでいます。ガラス張りの街です。
この後、動物園駅まで移動、自動券売機の液晶表示が、反射して見難いので、インフォメーションで明日使う1日乗車券を購入、古本屋を覗いたりしながら、カーデーベーと言うデパートまで歩きました。 しかし、これが又しても裏目に出ました。元の道を戻ってSバーンに乗れば帰れるのですが、Uバーンに乗ってアレキサンダー・プラッツまで行くと、歩かないで済みます。自販機も地下なので反射しません。切符を買って下に下りると様子が変です。皆顔を寄せ合って路線図を眺めているのです。 乗るべきU2と言う表示がホームの入り口にありません。「あ!、工事中だ!」、これも3年前に経験済みなのですが、ドイツ語の看板は良く分かりません。とにかく不通区間に行けば代行バスが走っているだろうと予測し、次の駅で地上に出ると何もありません。「ん!?」
こういう時は人に聞くしかありません。運よくリトバルスキーが年取ったみたいな(ドイツには、リトバルスキーしか居ないのか?)大きくがっちりした老人がやってきました。教えてくれそうな目をしています。 「アレキサンダー・プラッツまで行きたいのですが?」、「あ、そう困ったね・・・!」、どう説明していいか迷っているようです。「英語がいいの?、ドイツ語?」、「ン〜!、ちょぼちょぼです!」、彼が言うには2つ先の駅まで行けば、良いというのですが、どう行ったら良いか彼もわからないようです。「歩いて行けません!」、「遠いから、戻って他の人に聞きなさい!」 仕方なしにまたホームに戻ると、逆方向の電車が出て行くところでした。向かい側には先に行くらしいU12が止まっています。今更戻るのも癪に障るので、それでSバーンの駅に接続しているだろうと、これまた都合の良い予測をして乗ってしまいました。
前に座っていたオバチャンが席を詰めてくれたので。路線図を取り出し、メガネをかけていると、向かい側に座っている女の子が(女性に縁があるのかな・・・?)ゲラゲラ笑っています。 見ると東洋人の顔で、やはり隣の男性と地図を広げて見ていたのでした。「同類かな・・・?」、でも「この電車Sバーンの駅に行く?」と聞いても分からないので路線図を調べて居ると、「どこまで行くの?」と聞かれたので「アレキサンダー・プラッツ?」、「アー」、と言って一緒に覗き始めました。Uバーンは車幅が狭いので、膝を突き合わせたような形で座っています。女の子は赤いU2の線をたどって、「このまま乗って行け良いじゃない!」と言うのですが、それがつながってないから降りたんじゃないか? まあでも、乗ったからには行くしかないので、様子を伺っていると電車が地上に出て、どうも見たような駅に着きました。女の子はそこで降りて行きます。駅の表示は"Gleisdreieck"、去年もここで乗り換えたのです。下のホームに降りるとU2が止まっていました。 U12と言うのは、U1とU2をつなげて運行すると言うような意味のようです。と言う訳で、何とか目的地に着くことが出来ました。しかし色々あります。体と頭を総動員して生きていると言った感じです。